今回はオーストラリアのコーヒー文化をご紹介します。
オーストラリアは元々イギリスの植民地でしたので、文化的にもイギリスに強い影響を受けています。
その事実から一見オーストラリアでは紅茶が主流かと思われがちなのですが、実は超がつくほどのコーヒー大国なんです。オーストラリア人は1日に3杯以上コーヒーを飲む、なんて言われているほどです。
昔は紅茶文化が強かったオーストラリアですが、戦後コーヒー文化をもつ国からの移民が増えたことで少しずつコーヒーが主流となり、文化として定着していったようです。
オーストラリアではあちこちにカフェが立ち並んでいます。特に、個人経営のお洒落でこじんまりしたカフェが多いのが印象的です。
逆に、チェーン店はさほど多くはありません。
「オーストラリアにはスタバがない!」と聞いたことがある方がいるかもしれません。
実際には、ないわけではないです。ただ、日本に比べると圧倒的に少ないのです。
これは独自のコーヒー文化が根付いているところに理由があります。
イタリアからの移民がオーストラリアでコーヒーを広めていったため、エスプレッソなどの濃いコーヒーが好まれる傾向にあります。
一方、アメリカンコーヒーが薄めであることから分かるように、アメリカで生まれたスターバックスの提供するコーヒーはオーストラリア人にとっては薄いのです。
それで、オーストラリアではスターバックスよりも、ローカルの提供する濃いめのコーヒーが人気というわけです。
バリスタのレベルも高く、お洒落なラテアートをして提供してくれるカフェも多いです。
バリスタになるための専門学校や講習が多いことからも、コーヒー文化の強さがうかがえます。
みなさん、留学や旅行でオーストラリアに行かれる際は、コーヒーもぜひ楽しんでみてくださいね!