アメリカ人は言い訳ばかりして謝らない。
そういう話を聞いたことがある人は多いと思います。
彼らの言い訳のレベルは、日本人の想像の斜め上を行ってます。
国技と言ってもいいでしょう。
忘れられない言い訳のエピソードを一つ。
期末試験の真っ最中、一人の女子生徒が試験の終わり間近で入ってきました。
試験監督をしていた先生に近づき、身振り手振りで彼女か言うには、、、
「昨夜、勉強しようと思ってもご近所の赤ちゃんが泣いて集中できませんでした。
結局夜中ずっとないて、明け方まで勉強もできないし寝れないしで大変だったんですぅ!!!!」
はぁ?な言い訳ですよね。
そもそも前日でなく前もってやらないのが悪いですよね。
勉強できない理由にも寝坊した理由にもなりません。
近所の赤ちゃんて、、、
こいつはバカか!?と思って聞き耳を立てていると、、、
「まぁ、それは大変ね。体は大丈夫?今日は試験受けられそうなの?」
え?怒るどころか同情?共感???
「疲れ切っていて、今日は試験受けられないです」
「あら、、、そうなのね、じゃどうしましょうかね。
今週、試験受けれる日はある?」
「来週のXXなら大丈夫です!」
「じゃ、その時にオフィスまで受けに来てね」
「ありがとうございます!ではそうします!」
このやりとりを聞いて呆気に取られました。
彼女はまんまと1週間近くも試験を延ばすことに成功したんです。
郷にいれば郷に従え。
When in Rome, do as the Romans do
皆がこうやって自分に有利に動いているのを見て、悔しがってばかりいても仕方がない!
私も、負けてられないと思いました。
そこで、試験に辞書を持ち込ませて欲しいと頼みました。
「先生!私はネイティブではないので、問題の意味がわからないことがあります。
科目の試験と同時に英語の試験を受けていることになり不利です。
先生は私の英語力を知りたいのですか?
修科目の知識を理解しているか問いたいわけですよね?
でしたら、辞書を使わせてください!!」
すると先生が、クラスの子たちがいいと言えばいいですよと言って、その場で皆に聞いてくれました。
反対する人はおらず、あっさりOK。
ヤッたぁ!!!
結局、あれもこれも引いていたら時間がなくなるので、困ったときのお守りがわりで辞書を脇におき試験に臨みました。
言い訳やこじつけはアメリカの文化だと思って潔く受け入れましょう。
そして、ぜひ、皆さんも諦めず果敢に挑んでほしいです。