ついヒトに言いたくなる英語ネタのブログ

英語にまつわることを書いていきます。

「あなた、私と出かけたい?」って、、何様!!

 

want は、「ほしい」もしくは 動詞が続いた場合「~したい」という訳のベーシックな英単語ですね。

しかしこの単語の捉え方が、日本人とネイティブでは少し違います。

「want = したい」とだけ認識してしまうと、会話の中で「ん?」と思うことがあるかもしれません。

 

 

昔、日本人がこう言っているのを聞きました。

「マイケルがメッセージしてきたんだけど、`Do you wanna go to 〇〇 together?'だって。一緒に行きたい?って言い方めっちゃ上からじゃない?行きたいのはそっちでしょーが!」

 

たしかに日本人にとっては、want toと言われると「~したい」という意味だと思いますよね。

しかし実は日本人が考えるのとは少しニュアンスが違うんです。

 

英語ではカジュアルなお誘い、日本語でいうところの「~しない?」をwant toを使って表現します。

Do you want to hang out tonight?(今夜出かけない?)

Do you want to go see a movie? (映画見に行かない?)

 

 

また、同じwantを使った似た表現で、Do you want me to ~?があります。

日本語でいうところの「~しましょうか?」「~しようか?」にあたり、カジュアルな提案をするときによく使われます。

例えば Do you want me to open the door? という文章は、

直訳すると「あなた、私にドア開けてほしいですか?」と 少し偉そうに聞こえる文章ですが、

実際のニュアンスは「ドア、開けよーか?」という軽い提案の表現です。

Do you want me to help you?(手伝おうか?)

Do you want me to pick you up at the station?(駅で拾おうか?)

 

 

【文法ちょっと解説】

want のあとに人(me, him, her, 名前など)が入ると、to のあとの動詞の動作主がその人になります。

上の文章 Do you want me to open the door? では、

want のあとに me が入っているので、openするのがmeということです。

I want you to come. なら、want のあとに you が入っているのでcomeするのがyouです。(来てほしいと感じているのは私、来るのはあなた ⇒ 私はあなたに来てほしい

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以上、want toは決して上から目線で言っているわけではありません!

誤解のないよう、頭に置いておいてくださいね~~

 

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